いやあ、PowerShot A5 が登場しましたねぇ．．．
● キャノンから、かねて噂の超小型高画質デジカメPowerShot A5 が本日（'98.03/12) 発表されました。
発表されたサイズを、富士フィルム FinePix700 と比較すると次のとおり。
PowerShot A5 103×68×32.5 230g（本体のみ） ８０万画素
FinePix700 80×101×33mm 245g（本体のみ） １５０万画素
キャノンのベストセラーＡＰＳ銀塩カメラ、ＩＸＹより少し大きく、FinePix700より少し小さいサイズ。
そこで、ふたつを並べてみました。この真ん中くらいのサイズ、と想像することにしましょう (^_^);
実は、２年前に発売と同時にＩＸＹを入手、そして銀塩の画質にせまるデジカメはあと１０年はでまいと思い定め、ＡＰＳ専用フィルムスキャナを購入しました。
今度の PowerShot A5 がどこまでこの組み合わせにせまる（越える？）画質を見せてくれるのか、興味津々です。８０万画素ということは、もしかしたら補色フィルターなのでしょうか。
サンプル機の評価をしたくてもつてがないデジカメ愛好家としては、近日中にアップされるであろうサンプル画像に備え、元祖ＩＸＹ＋ＡＰＳ専用フィルムスキャナの組み合わせ画像を準備いたしました。
【ＩＸＹ＋ＡＳ−１ サンプル画像】.....NEW('98.03/12)
なお、同時に発表された PowerShot Pro70 には、興味がないのでふれません。
せっかく一眼レフの形をしていながら、独立ファインダー。どんなによくできたファインダーでもパララックスは避けられないでしょうし、一眼レフの視野とは別物でしょうから。ただし、「プロ」と名うっているよほど自信があるだろう画質は、早く見てみたいですね。
とアップした直後に、キャノンのホームページに早速サンプル画像が登録されていました。
あと、pcwatch に山田先生のサンプル写真も早速あがっていました。
http://www.watch.impress.co.jp/pc/docs/article/980313/canon.htm
です。これらのサンプル写真を見ると、どうも補色ＣＣＤのようですね。
仕様一覧表に、フィルタについての記述がなかったので正確にはわかりませんが、色味の傾向などから補色のように思われます。
山田先生のサンプル画像からの印象では、輪郭強調が若干きつい割には、あまりくっきり感がしないのと、暗部にやや緑がかったノイズが乗ってきていること、それから画素間のもれがあるようで、機械式シャッター併用の割にはスミアのせいかハイライトのまわりがにじんでいることなどが、気になりました。
携帯性の良さや速写性がすごくよければ、画質上のこうした弱点を充分補ってくれるのかもしれませんね。
この PowerShot A5 と FinePix700 は、目指すカテゴリーが若干異なるような気がします。で、個人的には FinePix700 の方が結果的に自分の用途にあっていたようで、少々安心しました ^_^;
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